アトピー性皮膚炎⑥

日常で気をつけること

かゆみ
アトピー性皮膚炎は、掻くことで症状が悪化しますので、かゆみは大きな問題です。

〇乾燥がかゆみの原因となるため、保湿剤を多めに塗ったり、保湿剤を携帯し塗る回数を増やすことで、皮膚のうるおいを保ち、かゆみを和らげることができます。

〇ほてりもかゆみの原因になります。かゆのある部分に水をかけたり、保湿剤を当てて冷やすことも効果的です。

〇お子さんが掻くことを我慢できない場合は、爪を短く切る、掻きやすい部分にガーゼを巻く、袖や裾がまくりあがらないようにテープやひもで結ぶなど、掻いても害が少なくなる工夫があります。

〇女性の場合には、ネイルをつけることで、はがれることを避けるために掻くのを止められるケースもあります。

〇ストレスを発散できる趣味や習慣を身につけることで、ストレスによって掻く場面を減らすことができます。


〇暑い時期や運動をした後などは、できるだけ早くシャワーや水で汗を洗い流し、皮膚を清潔に保つことが大切です。このようなときには、入浴の回数を増やしましょう。ただし、石鹸の使用は、1日1回までにしましょう。

〇外出時にハンドタオルを持参する、刺激の少ないウェットティッシュを使い、こすらず押さえるようにして汗をぬぐう、などの工夫をしてみましょう。

室内
〇部屋の中を清潔に保つことが大切です。週に1回以上は掃除をしましょう。フローリングでは、掃除機だけでなく、ウェットシートや雑巾も活用しましょう。

〇布団は羽毛や羊毛の綿ではなく、ダニがつかないポリエステル綿がおすすめです。できれば、布団に掃除機をかけ、半年に一度は丸洗いしましょう。


〇刺激の少ない服を着ることが大切です。購入する時は、できれば試着して、実際の肌心地を確かめましょう。

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