スキンケア ③ ~保湿剤の種類~

前回で皮膚の構造とスキンケア=保湿の必要性をお話ししました。

特に皮膚に問題は何もないという方でも、スキンケアをすることで健やかな皮膚の状態を保つことができます。
症状がある人ない人・赤ちゃんからお年寄りまで、どんな人でもスキンケア=保湿は大事なのですね。

では、スキンケアではどんな保湿剤を使えばいいのでしょう?
世の中には病院で処方される保湿剤・薬局やドラッグストアで買える保湿剤・化粧品やバラエティショップでもいろんな保湿剤であふれていますね。
たくさんある保湿剤について、どんな種類があってなにが違うのか理解すると、自分にあった保湿剤を選ぶことができるようになるかもしれません。

保湿剤の種類

保湿剤は大きく分けて…
①皮膚の水分が逃げないようにふたをするもの
②皮膚に浸透する保湿成分が入っていて水分をたくわえるもの 
…があります。

①のふたの役割をしてくれる保湿剤の代表的なものは ワセリン でしょうか。
病院で処方されるものではプロペト、市販で売っているものでは白色ワセリンなどといった名前の物です。
べたべたしていて使用感が苦手というかたもいるかもしれませんが、塗り薬の基剤としても使われるもので皮膚表面の保護作用に優れ、刺激が一番少ないことが特徴です。

②の水分を蓄えてくれるものの代表的なものは ヘパリン類似物質 尿素 などがあります。
病院で処方されるものとしては ヒルドイド ケラチナミン ウレパール パスタロン など聞いたことがありませんか?
他にも市販で売ってる化粧水などに含まれているセラミド・コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などなどよく耳にする成分が多くて馴染み深いかもしれません。

成分や形態をみて、水分を浸透させてそのあとふたをして水分を逃がさないようにしてあげること、を意識してみてくださいね。
よく保湿された健やかなお肌になれるかもしれません。

けれど、皮膚の状態によっては水分が多く含まれる保湿剤は刺激になる事もあるので注意⚠が必要です。
お肌が弱っている時は、いつも使っている化粧水や保湿剤でも刺激を感じることも…

同じ成分でも保湿剤の形態によっても特徴が違ってくるので以下の表も参考にしてみてください。
画像の説明

上記に載せた成分なら安心というわけではなく肌が弱っている時には成分自体が刺激になる事もあります。
刺激を感じる=肌からのSOSだと思って早めに専門医に相談しましょうね。

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