上野駅前皮膚科
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
03-6284-2496
月曜から土曜まで毎日診療
休診日/日曜日・祝日
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乾癬の方は日本に10万人いるといわれています。
乾癬の症状
皮膚が赤くなって(紅斑)、もり上がり(浸潤)、その表面に銀白色のかさぶた(りんせつ)が厚く付着して、それがフケのようにぼろぼろとはがれ落ちる(らくせつ)という症状が起こります。りんせつを無理にはがすと、出血することがあります。かゆみには個人差があり、全く見られない人もいれば、強い痒みが起こる人もいます。症状が進むと病変部の数が増え、互いにくっついて大きくなります。また皮膚の一部である爪が変形することがあります。このような皮膚症状の他、関節の痛みや変形、発熱や倦怠感等の全身症状が起きることがあります。
皮膚症状ができやすいところ
頭、肘、へそ、おしり、爪、太もも、ひざ、すね
乾癬の種類
乾癬は症状の違いによって、下の5つの種類に分けられます。
この中で約90%は尋常性乾癬です。
皮疹ができるメカニズム
乾癬の皮膚では、表皮の新陳代謝のサイクルが短くなり、角化細胞(垢となって落ちる細胞)がりんせつとなってはがれ落ちます。これに加え、炎症によって
皮膚が赤く盛り上がります。
乾癬の原因
乾癬の原因は、まだはっきりわかっていません。しかし、最近の研究で免疫系に異常が生じ、炎症が起きていることがわかってきました。
治療の目標
症状やライフスタイルに合った適切な治療法を見つけ、症状の改善と、QOL(生活の質)の向上を目指します。
治療の種類
乾癬の治療には大きく分けて
の4つがあります。
乾癬の治療で最も多くの患者さんに行われているのは外用療法です。外用療法で効果が不十分な場合は、内服療法や光線療法に切り替えたり、これらのうちのいくつかを組み合わせて治療します。注射療法(生物学的製剤による治療)は新しい治療法で、皮膚症状だけでなく、治療が難しいとされる爪や関節の変形(関節破壊)を防ぐ効果が期待されています。
他に関節に痛みや腫れなどがある場合は、非ステロイド性消炎鎮痛薬や関節リウマチの治療に用いられる抗リウマチ薬を服用します。
また皮膚病の治療法の1つとして温泉療法が知られています。一部の温泉では乾癬にも効果があることが知られています。温泉に入ってリラックスするのはよいことですが、泉質によっては肌に合わなかったり、長時間入っているとかゆみが増したりすることもあるので気を付けましょう。
生活で気をつけること
乾癬は症状が治まっている時期と悪くなる時期を繰り返す病気です。症状の悪化を防ぐためには、薬や光線療法などの治療と共に、日常のケアがとても大切です。
もっと詳しく知りたい方はこちら→乾癬ネット