神保町駅前皮膚科・アレルギー科
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お知らせ & 日々のこと
ニキビ患者さんにおけるメイクアップ行動の傾向として、
①メイクアップで皮疹を隠す。(厚塗り・メイクのしすぎ)
②皮疹の増悪を恐れてメイクをしない。
この2つに大別されると考えられます。
今回は、このような患者さんのメイクアップに対する意識を把握したうえで、治療の妨げにならないメイク法をお話ししたいと思います。
☆ニキビ患者さんが誤りやすい化粧行動☆
1、コンシーラーを広範囲に厚く塗る
2、スポンジでこするようにファンデーションを塗る
3、化粧筆やスポンジなどのメイク道具が清潔に保たれていない
などが挙げられます。
思い当たることがある方は改善しましょう。
☆実際のメイクアップでは、、、☆
*化粧下地
効果・・・化粧下地は化粧崩れが起きにくくなる効果があります。
ニキビの皮疹をこすらないように薄く均一に顔全体に延ばします。
皮疹や瘢痕(はんこん)が広範囲で赤みが気になる場合は、黄色のコンシーラーカラーを用いるとよいですよ。
*ファンデーション
効果・・・ファンデーションはニキビや瘢痕の赤みや色素沈着を目立ちにくくし、紫外線防御効果も期待できます。
剤型としてはリキッドファンデーションよりも、油分の配合の少ないパウダーファンデーションのほうが毛穴を閉塞しにくいため望ましいでしょう。
赤みが気になる場合は、コンシーラーを綿棒や平筆でポイント状につけましょう。
*フェイスパウダー(おしろい)
効果・・・フェイスパウダーは、ベースメイクの総仕上げで、ファンデーションの後につけて光沢を調整して、汗や皮脂を吸収し、メイク崩れを防止して化粧持ちを高める役割があります。
ニキビ患者さんにとっては顔全体が明るくなり、瘢痕・赤みを目立たなくさせる効果が期待できます。
ファンデーションの後に顔全体にフェイスパウダーを軽くはたくようにつけましょう。
*ポイントメイク
効果・・・ニキビ患者さんにおいては、ポイントメイクを行うことで他人からの視線が眼囲や口唇に集まるため、皮疹から視線をそらす効果があります。
ニキビのできにくい口唇や上瞼には、リップやアイメイクなどのポイントメイクの使用を推奨します。
患者さん自身が自ら好みの色を選択できることなどから、患者さんがメイクを楽しむことが可能となります。
また、化粧品を選択する際には、臨床試験などで安全が確立されているニキビ用化粧品を選択することが望ましいです。
①面ぽうを誘発しにくい、"ノンコメドジェニック"と明記している化粧品
②皮膚に刺激がない化粧品
③洗浄剤で容易に除去できること。(ウォータープルーフの製品は避ける)
この3点を満たしているものが良いです♡
是非参考にしてみて下さい😁