皮膚アレルギー検査

パッチテスト
当院では予約制になります。一度受診していただき、予約を入れていただく流れになります。3日間シャワー浴できないため暑い時期はやっていません。
金属類、化粧品、シャンプーなどによる接触皮膚炎(かぶれ)の原因を明らかにするために行いますが、当院では金属類の検査はしておりません。妊娠中やプレドニゾロン≧15mg/日内服の方は実施できません。
かぶれの原因と考えられるものを、背中または腕の内側に貼ります。女性は背中に貼付する場合はブラジャーはしないでください。48時間(2日間)貼ったままにしておきます。貼付部位に激しい痒みや痛みが出た場合は早めに受診してください。その後、絆創膏を剥がして1~2時間後に1回目の判定をします。2回目の判定は貼付後72時間(または96時間)で行います。2回目の判定が終わるまでシャワー、洗髪は禁止です。できれば1週間後に3回目の判定をすることで検査の正確性が増します。
陽性反応部位の色素沈着、色素脱失や瘢痕が後に問題になることがまれにあります。この検査の結果より、推測された原因をしっかりと避けることで、軽快するのかどうか経過を見る必要があります。

プリックテスト
当院では予約制になります。
蕁麻疹、口腔アレルギー症候群、ショックなどの即時型アレルギーの原因検索に必要な検査です。
抗原液の場合は、1滴前腕屈側に滴下し、専用の針を垂直に刺します。その後ティッシュペーパーでふき取ります。果物や野菜など新鮮な検査物質については、実物をお持ちいただき、専用の針を直接、新鮮な検査物質に刺し、それをそのまま皮膚に刺します。いずれも15~30分後に判定します。