上野駅前皮膚科・アレルギー科
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お知らせ & 日々のこと
ニキビができたらどうしたらいい?
★ニキビの治療
ニキビには様々な方法があり、症状に応じて適切な治療が行われます。 治療の効果が感じられるまでの期間には個人差があります。 すぐに効果がでなくても悪化させてニキビ痕を残さないために、 医師の指示通りに続けましょう。
●薬物治療 急性炎症期 面ぽう(コメド)が主体のとき
面ぽう(コメド)は、毛穴の閉塞と皮脂分泌が多量になり、
皮脂が毛穴の中にたまることでできます。
そのため、毛穴の閉塞を除去する薬剤が用いられます。
治療薬(ぬり薬) ・アダパレン/過酸化ベンゾイル配合剤 ・アダパレン ・過酸化ベンゾイル
紅色丘疹(赤ニキビ)・膿疱(黄ニキビ)が主体のとき
紅色丘疹(赤ニキビ)・膿疱(黄ニキビ)は、毛穴の中で増加したアクネ菌が炎症を起こす
物質をつくることができます。
そのため、アクネ菌の増殖を抑える薬剤や、炎症を抑える薬剤が用いられます。
治療薬(ぬり薬)※中等症以上では抗菌薬(のみ薬)も使用できます。 ・抗菌薬/過酸化ベンゾイル配合剤 ・アダパレン/過酸化ベンゾイル配合剤 ・過酸化ベンゾイル ・アダパレン ・抗菌薬
寛解維持期
眼に見えない微小面ぽう(コメド)や面ぽう(コメド)を抑えることにより、
紅色丘疹(赤ニキビ)や膿疱(黄ニキビ)をできにくくすることができます。
面ぽう(コメド)の新生を抑える薬剤が用いられます。
治療薬(ぬり薬)※寛解維持期には抗菌薬を中止します。
・過酸化ベンゾイル
・アダパレン
・アダパレン/過酸化ベンゾイル配合剤
★治療の目標と治療期間
ニキビ治療全体を通しての目標はニキビ痕を残さないことです。
そのためには早期から適正な治療を行い、ニキビの再発をコントロールすることが大切です。
赤いニキビがなくなっても、面ぽう(コメド)があるため、再生を繰り返します。
短期的ではなく長期的な治療が必要です。
●治療の目的(期間別)
急性炎症期
・紅色丘疹(赤ニキビ)、膿疱(黄ニキビ)などの炎症を起こした皮疹を早期に改善すること
・新しくニキビができるのを防ぐこと
寛解維持期
・炎症後のニキビ痕を残さないこと
・新しくニキビができるのを防ぐこと
●治療期間の目安
短期的な目安 長期的な目安
3か月 1年以上
急性炎症期 寛解維持期
治療開始時 | 効果を確認していく時期 \ よくなっている状態を維持する時期
⇧ ⇧ ⇧ ⇧
治療開始 2週 3か月 1年