しみ(シミ)

しみ(シミ)とは顔などに生じる褐色の色素斑のことです。
顔のしみを主訴として受診する患者さんの主な病名は以下のようになります。

 ①老人性(日光性)色素斑
 ②対称性(後天性)真皮メラノサイトーシス
 ③脂漏性角化症
 ④肝斑
 ⑤太田母斑
 ⑥炎症後色素沈着
 ⑦母斑細胞母斑
 ⑧扁平母斑
 ⑨雀卵斑

実際には上記が組み合わさって顔の様々な場所にしみを形成していることが多いです。しみの種類によって治療法も異なるため、まずは正しい診断をすることが大切です。
①②⑤⑧⑨についてはQスイッチルビーレーザーなどのレーザーが一番効果的ですが、当院では扱っていないためここでは説明は割愛させていただきます。
③⑦については一般皮膚科、小児皮膚科、形成外科、美容皮膚科の各項をご参照ください。
④の治療は美白剤の外用(ハイドロキノン、トレチノイン)、遮光、サリチル酸などによるピーリング、美白剤の内服(トラネキサム酸など)がメインとなります。
⑥の治療は美白剤の外用(ハイドロキノン、トレチノイン)がメインとなります。
その他に、当院では美肌美白注射も行っています。